どこから来たのか



ピラトはイエスに尋ねました。「お前はどこから来たのか。」今さら、イエスの出身地を尋ねているのではありません。「あなたが来たのは、神からなのか、それとも人からなのか」と尋ねているのです。イエスはかつて、祭司長や民の長老たちと、洗礼者ヨハネについて、同じ議論をしたことがあります。「ヨハネの洗礼はどこからのものだったのか。天からのものか、人からのものか」と。
「真理とは何か」という先の問いかけにもまさって、「あなたはどこから来たのか」との問いは重大な意味を持っていました。しかし、イエスはひと言もお答えにならず、ピラトとの対話の中で三度目の沈黙を貫かれました。この場合、イエスにとって、神の子としての証は、それを名乗ることではなく、ピラトが再三イエスの無実を訴えたように、沈黙のうちに、罪なき者として全人類の救いのために、自らをささげると言うことだったからです。
岩手県の沿岸部「ケセン地方」に昔から伝わる言葉を中心に、北は津軽から南は薩摩までの日本の方言で訳されたユニークな聖書があります。イエスや弟子たちはケセン語を使い、エリコの人たちは名古屋弁、エルサレムの人たちは京都弁、そしてローマ人はなぜか鹿児島弁を使います。「この言葉を聞いて、ピラトは思わずゾッと寒気がして、はなはだ気味が悪くなった。それで、代官陣屋に入って、またもイェシューさまに尋ねた。『汝は、故郷は何処か?』(わや、くにはどっつか?)イエスの故郷はどこでしょう。実は、これもヨハネ福音書が、私たちに語り続けてきたメッセージです。
イエスは言われました。「天から降って来た者、すなわち人の子(わたし)のほかには、天に上った者はだれもいない。」「 わたしは、天から降って来た生きたパンである。」さあ、天を故郷とされる方に私たちの目を向けましょう。父のふところにいる独り子である神に。

夜になって雨が降ってきました。

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