挫折のすすめ



新年度がスタートしました。名古屋教会も実習生を迎えての一年がスタートし、私個人としても今月から新しいチャレンジが始まっています。期待と不安の中で、この季節に毎年のようにお伝えしているメッセージは、渡辺和子シスターの本で有名になった「置かれた場所で咲きなさい」との言葉です。
この言葉は、次のように続きます。「咲くということは、仕方がないと諦めることではありません。それは自分が笑顔で幸せに行き、周囲の人々も幸せにすることによって、神が、あなたをここにお植えになったのは間違いでなかったと、証明することなのです。」境遇を選ぶことはできませんが、生き方を選ぶことはできます。どんな所に置かれても、花を咲かせる心を持ち続けることができれば幸いです。
渡辺和子先生の書物に、「挫折のすすめ」という話しがありますので、少し紹介したいと思います。
「毎年四月に入学してくる学生たちの中には、この大学を第一志望としていなかった人も何人か必ずいて、私は「仕方なく入って来た」とわかる学生たちの顔を見ながら考えます。人生は、いつもいつも第一志望ばかり叶えられるものではありません。そして必ずしも、第一志望の道を歩むことだけが、自分にとって最良と言えないことだってあるのです。
これは、私自身が今まで何回か、第二志望を余儀なくされて思うことです。
まず、小学校。・・・」という話しから始まって、大学受験、修道会入会の話しが続きます。
ほんとうはそこに入りたいと願っていた修道会があったのですが、間際になって断られます。理由は、当時29歳で、年を取り過ぎていると判断されたことと、口紅を付け、ピンクや赤のセータを着て、派手な生活をしていると思われたためだったそうです。修道会入りが遅れたのは、年を取ったお母さまのそばにいてあげたかったこと、また医学部に進んだお兄さまの卒業と結婚をサポートするためだったのですが、残念ながら入会は叶いませんでした。
その後、ある方の勧めで、まったく見も知らぬノートルダム修道女会の門を叩くことになりました。シスターの言葉です。「第一志望ばかりが自分にとって最良とは限らない。挫折したからこそ出会えるものがある。挫折は自分を鍛え、きっと成長させてくれる。」
新年度のスタートに「挫折のすすめ」はふさわしくないでしょうか。でもきっと、これから何度も挫けそうになる私たちにとって、この季節にこそ必要な勧めなのだと思います。聖書にもこう書かれています。「わたしたちは知っています。苦難は(挫折は)忍耐を、忍耐は練達を(磨かれた品性を)、練達は希望を生むということを。希望は私たちを欺くことが(失望させることが)ありません。わたしたちに与えられている聖霊によって、神の愛がわたしたちの心に注がれているからです。」

今日は地域の先生方との集まりが持たれました。若い先生方を迎え、こちらも新しいスタートです。
初心に帰って、今週も大切なことを大切に。

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